夏は注意!車中での熱中症に対応するために

夏は外気温が30度を上回り、熱中症のリスクが高くなります。まして車の中は、50度を超えるとの報告があり状況はいっそう深刻です。車においてはエアコンを使用するほかに、サンシェードを設置するなどの対策を同時に行うことで温度を低く保つことができます。高温リスクが高まる夏は、気をつけるべきことがいくつかあります。自分でドアを開けられない年頃の子供を置いて出掛けないことです。これはエアコンをつけたままでも同様で、何らかの事情で停止した場合は重大な事故につながりかねません。また膨張の危険がともなうガスやエア入の缶や炭酸飲料にも注意が必要です。

車中で暑さにより意識がぼんやりするなどの症状が見られた場合は涼しい場所へ移動し、ひとりならば助けをお願いすることが大切です。自分で対応できそうな状況であれば、タオルなどを水に濡らし、首の後ろやワキの下、ふとももの付け根あたりを冷やすと効果的でしょう。その際、ベルトなど体を締め付けるものは緩めたほうが気分が早く回復します。暑さによる症状は、熱を外に逃せず顔が赤くなることが多いため、こうした兆候を見逃さないことが重要です。兆候が現れる前に、こまめな水分補給を心掛けましょう。