車検は、公道を走る場合に必ず受けておかなければならない検査ですが、有効期限が設けられており、その期限内で定期的に検査を受けていく必要があります。ただ、有効期限がもし切れてしまったとしても、実は罰則対象となるとは限りません。

あくまでも、これは公道を走るために必要な検査であり、私道を走るために走る不要です。したがって、期限が切れてしまった車を検査を受けることなく所有していたとしても、罰則の対象とはならないのです。しかしこれはただ所有している場合、私道しか走らない場合に限った話で、もし公道を走ってしまうと罰則が発生します。

許可された状態で走らせた場合は罰則の対象外となりますが、もし無許可で走らせてしまうと道路交通法に違反してしまうため、6点の違反点数が加算されてしまいます。また、30日間の免許停止処分にもなってしまいます。この場合、免停が明け、さらに違反者講習を受けた後であれば、点数は0点に戻りますが、前歴がついてしまうので、今後もし道路交通法を違反してしまった場合などの処分内容が厳しくなるため注意します。

もしすでに有効期限が切れてしまっているという状態になっている場合、その車を公道で走らせたいなら引き取りサービスを利用して検査を受けるようにします。また仮ナンバーを取得して検査の機関まで持っていく方法もあります。これらの方法を利用して検査を受ければ、再度公道を走ることは可能です。