ハイブリッドカーは燃費の良い自動車というイメージを多くの方が持っていることでしょう。確かにその通りで、リッターあたり30kmオーバーも夢ではありません。ただ運転の仕方によっては、燃費性能が大きくダウンしてしまうので注意が必要です。

HV車の燃費性能を効果的に引き出すためには、ガソリンエンジンを使わないで電気モーターのみで走行する距離を長くすることがポイントとなります。しかしながら、電気モーターで走行するとバッテリーが減っていきます。バッテリーが無くなってしまうと、必然的にガソリンエンジンがかかってしまいます。

バッテリーを充電する方法は主に2通りあり、一つはブレーキをかける際に発生する回生エネルギーを利用して充電します。もう一つはノーマルなクルマと同様に、ガソリンエンジンを回すことで充電します。回生エネルギーだけで充電させることは無理なので、バッテリーが少なくなってくるとどうしてもガソリンエンジンがかかってしまい、その分燃費が悪くなってしまいます。しかし、これは仕方がないことなので割り切り、電気モーターとガソリンエンジンを交互に効率よく意識的に使い分けることで、驚異的な燃費性能を引き出すことが可能になります。